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2012/08/13

いじめられている君へ

最近、大きな事件を機に、「いじめ」が大きく取り上げられています。
朝日新聞の連載が、とてもいいなぁと思っていて、
私の若い時代にも、こういうコラムがあれば、かなり勇気付けられたのにな、と思います。




私の場合、いじめではないですけど
親友と思っていた子から、無視攻撃にあったことがあります。

小学5年生のときと、高校3年生のときに。
仲良くなった友達が、急に私を無視するようになりました。


気まぐれのように無視をしたかと思えば
次の日には何事もなかったかのように仲良くしてくれる。
しかし、その次の日はまた無視・・・。
ランダムなその子たちの行動は、理解ができず
ほとほと悩み苦しみました。

当時の自分は、住んでいる世界が狭く
1日の時間はとても長い。
学校のクラスという狭い世界で、長い時間、
ひたすら無視をされるというのは
自分の存在を否定されているも同然で、
非常にきついものでした。

※このときの経験が、実は私の強みの源泉になっていたというのが
 最近わかり、それが日経新聞にも載せていただいた内容なのですが
 今回は省略します。知りたい方はこちらの記事をどうぞ。


小学5年生と高校3年生、どちらの時代でも、
私の何か、
(それは例えば、発言や、態度、行動、、色々だったのでしょうが・・・)
が、彼女たちの癪に障ったのだと思います。
知らず、彼女たちを傷つけていたのかもしれません。
むしろ自業自得だったのかも、 とも思いましたし、
各学校を卒業した後も、長期間、悩み煩いました。

でも何が原因だったのかは、私には結局わからず仕舞いでしたが
今では、原因を掘り起こしたいとすら思いません。


私の場合、精神的ないじめしか受けたことがなく、
暴力的なものは経験がないので、そのあたりはなんとも言えませんが
その前提で思ったことを書きます。
今、いじめを経験して苦しんでいる人が、一人でも楽になってくれればいいと思っています。

~~~~~~~~~~~~~~~
いじめられている君へ。

キツい事実かもしれないけど。

いじめをなくす、なんていうのは
社会が形成された中で生きている以上、不可能です。



だから
いじめの原因というものは、あまり考える必要はありません。


「いじめられる」という出来事は

どんな人でも、どんな世界でも
必ず起こることとして
ある意味、

腹をくくった方がよいと思っています。


「腹をくくる」というと、
そんなの嫌だと思われるだろうし
「泣く泣くいじめを受け入れろっていうのか?」と
思われるかもしれませんが、
決してそうではありません。


腹をくくる、とは、
いじめにあったときの対処方法を知っておくことと同じです。


対処方法を知っておけば

実際にいじめられたとき、

 「お、いじめてきたな、暇人め・・・」

これぐらいの余裕を持てます。


気になる対処方法は3つ。

①かわいそうな暇人を同情してあげる。

実際に、いじめてくる人々は、心にぽっかりと穴がある人、
悪く言うと、暇人が多いと思います。

なぜなら、自分の生活を充実させようとしていたり
楽しく生きようとしている人は
自分のことに一生懸命ですから
人を不快にさせて幸せ、とは思わないものです。

つまり、かわいそうな人たちなのです。

いじめてくる人たちを同情した方がいいのかもしれない、とすら思えます(笑)。

そのあたりを理解しておくと
いじめられても、それを全身で受け止めず、さらりと流してしまえば
いいのです。

反応がないと、いじめる側もじきに飽きてきます。

②我慢できなくなったら、アッサリ辞める。

自分の人生、 これから沢山の出会いがあります。
今の環境が全てではありません。

毎日の学校が嫌だったら
少し我慢してみて、それでもダメなら
辞めてしまえばいい、と思います。

学校は忍耐の場です。
みんな、我慢しています。
私は、正直楽しい思い出はそんなに多くありません。

だけど、自分の力量以上に我慢する必要はありません。

ギブアップするのは、恥ずかしいことじゃないし、
そもそも、努力や忍耐は、自分の好きな場面で使った方が、断然お得です。



③住む世界をシフトしてみる。

いじめという理不尽さを我慢した分、
実は、自分の糧にもなります。

でもとにかく、

「世界は広い」ということを、知って欲しい。

まずは、学校以外のコミュニティに参加してみたらどうでしょう。
スポーツ教室でもいいし、

塾でもいい。
バーチャルの、インターネットでもいいと思う。
そうすると、自分が生きていた世界の狭さに気づくし、
他のコミュニティでは、違う自分のキャラクターがいる(実際にはそれも自分自身だけど)ことに
気づくと思います。

入る前から、「そこでもいじめられたらどうしよう?」なんて思わなくて大丈夫。
いじめられたら、また辞めればいい(笑)。
そう気楽に考えたら、何も怖いものはないのです。

そもそも、あなたはまず、
生まれてきただけでじゅうぶん価値がある。

それだけを信じていれば、
あなたを待っている世界があります。



いじめ暇人達の気持ちをあれこれ推測するのではなく、

自分を大事にしてください。
本当に。



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