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2013/05/01

ことばは不自由、だからこそ、生み出す価値がある。

ことばの展覧会。

かれこれ13年前のこと。

ことばの持つインパクトをアートにした作品に
夢中になって、
買った展覧会本。


こんどはことばの展覧会だこんどはことばの展覧会だ
水戸芸術館現代美術センター

三修社 1994-10
売り上げランキング : 251644

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初版は1994年なんですね。
私の手元にあるものは、真っ白な表紙がだいぶ黄ばんでしまっている・・(汗




年齢不問
テーマは問わず
ひとり一点まで
日本語なら30文字以内

この条件で、
全国から集まった873点が、すべて収録されています。


こんな風に…


30文字以内の言葉が・・・


アートになる!


一つ一つ見ても面白いし、
まるで作者の心情が手に取るようにわかっちゃうのもあれば、
何じゃ、これ!なものまで、色とりどりです。


TwitterやFacebookが市民権を得て
いまは、ことばの発信に対する敷居は
ものすごく、低くなりました。

そのぶん、

うぅっ!!

と心を鷲掴みされることばに出会う確率は、

ことばの母数が多いので

準じて、低くなりますよね。。



こうして、一語一語を絞り出しつつ

はたまた、ピカーンと閃きながら


大切に生み出されたことばたちを見ていると、


ことばの可能性を再認識します。



もっと、絞り出したい!!
この喉から、手から、身体全体から!!


読んでくださっているあなたに、
伝わりますように。





2013/04/28

格上の相手に練習試合を申し込む。。

ちょっとしたご縁で、中学校のバスケ部(女子)の休日練習を見てきました。

中学校の体育館に入るなんて、
何年ぶりのことか・・・

と思い返していたら、よくベリーダンスのレッスンで体育館借りてましたが(笑


明日、とても強豪とされる他校のチームとの試合があるということで、
その前日の練習だったわけですけど、

男子チームと練習試合をしていたんです。

男子中学生・・・、若さと体力の相乗効果で、
女子との差はすごかった。
全身バネのように、体育館をところ狭しと動き回り、
何本もシュートを決める!

体当たりもキツく、思い切り倒れてしまう生徒も沢山。。。


でも、ナニクソと立ち上がる女子中学生に感動しました。


強くなるためには、格上の相手に試合を申し込んで、
自ら戦いに行かねばならない。


成長の基本原則ですね。

私たちビジネスパーソンは、この基本行動ができているでしょうか?



ところで、体育館に貼られている垂れ幕がとてもよかったです。


スコーンと、目に入ってきました。

チームの協力が、強力な力になる!!




2012/02/26

Cover Song / Kite

たまたまなのか、なんなのか、

私が好んで聞いている曲が、実はカバー曲だった、と後から知ったということがよくあります。

そのルーツをたどることで、今まで全く縁のなかった前の世代のアーティストも深追いして
新たな発見があったりと、
音楽というのはなんとも楽しい出会いを呼んでくれるものだなと思います。
底なし沼です。

カバー曲に共通しているのは、曲がそもそも素晴らしいということ。

次の世代がカバーしても、同世代の人に響くというのは
原曲アーティストにとっても、 カバーアーティストにとっても、
これほど楽しいことはないんじゃないかなと思います。

というわけで、少しずつ私のお気に入りをご紹介します。

まずは「Kite」。
IVYによるカバーです。


このGuestroomというアルバムは全曲カバー(ボーカルのドミニクが妊娠中のため)なので
面白い曲がたくさんあります。

GuestroomGuestroom
Ivy

Bittersweet
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また後日、このアルバムからカバーをご紹介したいと思います。


IVYはフランス人ドミニクのへたくそ英語で耳障りの良い、キッチュなバンドサウンドが特徴で、
カワイイもの好きな日本女子にはウケると思っているのですが
知名度はいまだ低い・・プロモーションが下手なのでしょうか。



原曲は、イギリスのNick Heyward。


HairCut100というバンドのボーカルで、
80年代を代表するイギリスの美青年アーティストとの呼び声が高かったとか。
メロディがポップでかわいいですよね。


原曲はこちらからどうぞ!聞き比べも楽しいです。
今回のIVYによるカバーは、割と原曲に忠実に作っていますね。



2012/01/21

地球交響曲と星野道夫さんから教わる

今日は、友人が主催したチャリティー自主上映会に行ってきました。龍村仁監督のガイア・シンフォニー(地球交響曲)の中の、第三番です。
この映画(といっても、実態はドキュメンタリーですが、 映像美は映画に近い)は、自主上映会という形の草の根活動で公開されています。


この第三番では、3人の人が取り上げられており、どの人も大変素晴らしい活動家でした。

特に、その中の一人、私の大好きな写真家の星野道夫さんに関しては、クランクイン前に自身が傾倒している熊に襲われて亡くなってしまうという出来事がありました。
その代わり、彼を愛しているアラスカの人々の言葉や思いから映像が作られています。
彼らを見ていると、その死が決してネガティブではないということがわかります(もちろん悲しい気持ちはありますが)。むしろ「死は生命にとっての大いなるギフトである」、「自然の終わりはいつも何かの始まりだ」という重要なメッセージを、星野さんが星野さん自身で表現したのでしょう。

この映画を見てまず、動物も植物も、人間のために生きているのではなく、それ自身のために息づいているという当たり前の事実に気づきました。
そして、過去から今、そして未来へと続いていく地球の果てしない時間を感じ、眩暈すら覚えてきます。しかし、自分もその連綿とした自然連鎖の一部分であるということを意識するようになると、日々の悩みの根源や、自分にとって重要なことの価値基準が徐々に明確になるような気がしています。
動物だとか植物だとか、人間だとか、人種だとか、性別もそうですが、そんなカテゴライズされた次元は馬鹿みたいだなぁと思いますし、価値観が変わると日々の生活も変わってくるのです。



話が少し矮小化しますが、今さかんに企業で多様性(ダイバーシティ)が叫ばれていますが、そもそも多様性は肯定されて当たり前なのに、なぜわざわざスローガンにしないと実行に移せない社会になってしまったのでしょうか?
ここが動物とは違う、「想像力」を持った人間という生命体の性なのでしょうか。
金子みすずさんの「みんな違って、みんないい」 まさに、これに尽きると思うのですが、、


この映画を見ると、しばらく宇宙的な視座に立つことができ、地球上の生命のあらゆる多様性は肯定されるものだと気づきます。多様性が調和している状態こそ美しいのだと感じることができます。
しかし、自分を振り返ると、日常の中で「自然との調和」を全く意識していないことに愕然とし、なんておこがましいのかと恥ずかしくなりました。社会全体で、それを意識しないようなシステムになろうとしているような気もしていますが・・・。







続く宇宙物理学者フリーマン・ダイソンについても大変素晴らしかったです。
生と死とは何か、自分が地球に生まれた理由とは?
誰もが一度は考えたことのある問いと思いますが、良いヒントをくれる映画だと思います。

彼らの発する一言、一言が、胸に刺さります。
特に、大震災を経験し原発問題を抱えた今のタイミングは、地球のことを心から真剣に考えられる良い機会です。


DVDでも見れますし、自主上映会もよく開催されているので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

2012/01/05

三大美人湯を堪能

今回の高野山・和歌山旅行の二日目では、高野山を降りて、秘湯中の秘湯・龍神温泉に足を伸ばしました。龍神温泉は、日本三美人の湯と言われており、お肌の古い角質を取り、つるつる&美白効果があります。ちなみに残りのもう二つの美人湯は、島根県の湯の川温泉、群馬県の川中温泉だそうです。この二つはたった今調べたので旅行中も知らなかったのですが、一昨年の年末に出雲大社と石見銀山に行っていたので、湯の川温泉にも寄ればよかったなぁ!と思います。

龍神温泉では、下御殿さんにお邪魔して宿泊しました。

龍神村に入ると一番に目に入る旅館です

龍神温泉に寄り下御殿さんに泊まるというのは、実は以前から決めていたわけではありません。かねてからトルコ記念館に行こうと思っていたのですが、紀伊半島の最南端に位置し、NAVITIMEで9時間程度かかると出てしまったので、今回は潔くあきらめることにしました。その代わり一日目の行きの新幹線の中でiPhoneで高野山付近をmap検索し、「温泉」の二文字を見つけただけで友達と即決、その場で予約をしたのです。美人の湯とはつゆ知らず、まさに行き当たりばったりでも非常にLucky choiceでした!このあたりの運にはだいぶ恵まれています。

下御殿さんの温泉は内湯も露天(混浴!)も双方良かったのですが、特にお座敷風呂には驚きました。その名の通り、床・湯船がすべて畳なのです!岩のゴツゴツした肌触りとはまた違った、井草独特の感触が病みつきになりました。

友人が、人がいない隙に撮っていました!

こちらの旅館は歴史がありながらも、きれいにお手入れがされていて、宿坊のように寒い思いもせず(笑)、美味しいお料理に舌鼓を打ちました。 また、ホスピタリティにも溢れ、居心地の良い晦日を過ごすことができました!

そして、ずっと運転してもらい、限りない笑いをくれた友人には一番の感謝です。

2012/01/02

2011年最後のおみくじ

宿坊での宿泊後、奥ノ院というエリアに行きました。雪に包まれた有名武将から現代の企業家のお墓を眺めながら、静かで静粛な空気の中を歩き、一番奥にある弘法大師さまの御廟所にお参りをしてきました。とても神聖な空気が流れていましたが、そのような雰囲気を心地よいと感じるときは、日本人だなぁと実感してしまいます。
奥ノ院ではお守りを買ったので、またいつか納めに来ないといけません。

こちらは、伊達政宗公のお墓

伊勢神宮のように、沢山の杉の木で囲まれている奥ノ院


あまり時間がありませんでしたので、教科書に出てくる高野山金剛峰寺だけは見ないとと思い、急ぎ訪問しました。金剛峰寺では内覧もしたのですが、今回はひいたおみくじが印象的でした。
 29番の【吉】でしたが、私にとっては時期的にも非常に良いことが書かれていたので、嬉しかったです。

憂轗漸消融 ゆうかんようようしょうゆうす
求名得再通 なをもとめてふたたびつうづることをえたり
寶財臨祿位 ほうざいろくいにのぞむ
當遇主人公 まさにしゅじんこうにあうべし

訳)
これまでの艱難、憂い事、このごろ漸う消え去りし形なり。
これまで万事心にまかせず、名も人の知ること無かりしが、
だんだん運が治り、名も人の知る様になりたりとなり。
財宝を得る時節は来たれども、ただは得難く努力すれば財宝を得べしとなり。
努めれば、良き人に知られ、目上の人の引立てに遭うべしとなり。

2012年の運勢が書いてあると思い込むことにします

高野山での休息、、

年末休みを利用してどこかへ行こうと考えていたので、去年も一緒に旅をした友人から提示された選択肢の中から、今回は一度も行ったことのない紀伊半島の高野山を選択しました。(こういうときは、未知の道を選ぶというのをモットーとしたいので!)。

高野山といえば宿坊での宿泊が楽しみの一つ。普段の旅行で泊まるようなホテルや旅館ではなく、お寺の中にお邪魔して一日を過ごせるというのは、今は一般的に門戸が開かれていますが、なかなかやってみる機会がないような経験なので、いろいろなことがあった2011年の年末旅行にふさわしいものになったのではないかと思っています。

今回は、高野山にある準別格本山 光明院 にお世話になりました。本来のお勤めに加えて年越し準備などの慌ただしい中、この時期に旅行客を受け入れている宿坊は限られていたのですが、こちらは寛大にも年末年始も営業中(営業と言っていいのかわかりませんが…)でした。

なんば駅から南海線で極楽橋を経由し、ケーブルカーで高野山まで到着、その後バスに乗車して、やっと光明院に着いたのが18時頃でしたので、すぐにお食事を頂くことができました。精進料理はボリュームもあり、とても美味しく頂けました。

高野山の気温は1度ぐらいでしたが、雪が降るということはなく、お天気には恵まれましたが、やはり1度ということで、お庭に面した美しい廊下、外の気温とほぼ変わらないお部屋、荘厳な本堂などは特に、文字通り底冷えという感じで、屋内にいても吐く息が白く、部屋では炬燵に潜って出られない状態が続いてしまったのはとても情けないと感じています。
ただ、久しぶりに入った炬燵はとても懐かしくて、昔に戻ったような気持ちになりました!

写真は、炬燵でやった写経です。写経は2度目ですが、早起きだったこともあり、眠気を断ち切ることができず、なんども寝ては起きを繰り返したため、ぐちゃぐちゃになってしまいました。




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