iPhoneのアプリで、Harvard Business ReviewのTipsがランダムに出てくるので
気が向いたときに読んでいるのですが
今日は、
「信頼のおける部下の、隠れたスキルの見つけ方について」
みたいなテーマで
かなり響いたくだりを目にしたので、引用しておきます。
Keep track of their assignments.
Make sure that you are not loading them up with extra tasks just because you know that they will take care of them.
泉の超オリジナル翻訳;
部下の仕事はちゃんと記録・整理すべし。
きちんとこなしてくれるから、という理由だけで、部下に余計な仕事を山積みに頼むんじゃない。
部下への甘えの構図。
部下のためを思って
「敢えて試練を与えている」フリをしているけど
そうじゃなくて、
仕事の割り振りができていない、ということ。
とにかくタスクがパンパンで、
シェアしようにも、シェアの先を見つける時間すら惜しいような部下の状態を見て
「・・・とにかく頑張れ! おまえの成長するときだ」
と言って済ませるのは、あまりにもお馬鹿すぎないか。
そんな戯言を、聞く数秒すら惜しい・・・。というような状況。
若者は、とても優秀な人が多い。
(いや、阿呆もいるだろうけど、そこは敢えて可能性に賭けてみてもいいじゃないか)
そして
部下の使い方次第で、
才能やスキルの芽がつぶれてしまうことは
いとも簡単なんだ、ということ。
私と違って、優秀な若者たちは
文句も言わずに、与えられたタスクを、粛々とこなすことでしょう。
文句を言うことに諦めたと言ってもいいかもしれないけど。
その状態を維持することで、
結果的に何も得られず
むしろ、水面下で蝕まれているものがあります。
彼らの可能性と、
隠れたスキルと、
信頼です。
すべての問題を、テクニカルな問題として
「解決不能」「先送り」に分類して、
仕分けして解決したように取り繕っている。
状況は何も変わらず、むしろ悪化する一方。
自分たちのコミットメントが、どこにあるのか?
常に意識しておきたい。
私は平社員ですけど
マネジメントというのは、相当難しいものだと思っています。
私が同じ立場に置かれたら、どういう行動を取るか
試しに考えてみても、浅はかなことしか思い浮かびません。
だから、大変なのはわかります。
想像できないようなプレッシャーもあるでしょう。
でも、その分のお給料をもらっているのですからね・・・。
これだけは言えます。
自分の評判が下がることや、
体面を気にして、
結局何の身動きも取れない、なんていうマネージャーには
絶対にならない、ということ。
これからの時代、マネージャーやリーダーになるのに必要な要素とは
カリスマ性や元気なリーダーシップ「風」な雰囲気ではなく
困難に直面したときに
「自ら動いて解決してみせるんだ」という気概を持つ人だと、私は思います。
なかなか厳しくも的確な意見ですね!
返信削除日本全体がそう言う風潮ですが、社内でもすごく安全を求める風潮があると思います。例えばこないだの社内公募で我がロジ担当には応募が一件もなかった・・・(あ、これは別な問題か)
安全を求める >> チャレンジ(実行)しない >> マイナスポイントは付かない
マイナスポイントは付きませんが、「機会を失った」ことのマイナスポイントは付けるべきだとファストリテイリングの柳井さんは言っています。
そういう風潮や評価制度になるまでには我が社はもう少しかかるんでしょう。具体的には、社内の成功事例だけでなく、失敗事例を評価するようになったら素晴らしいと思います。「失敗事例共有会」「今年度チャレンジ失敗大賞」とか。
しんのすけさん、毎度コメントありがとうございます。
削除社内公募、応募なかったんですか、、(汗
ほかに魅力的な案件が多かったのか
応募人数が少なかったからか。
私は公募で異動したクチなので、ぜひめげずに継続して募集してくださいね。
私のような優秀な人材が舞い込むことを期待しましょう。(笑)
公募って、タイミングが大事なんですよね~。
チャレンジ失敗大賞、いいですね。
今度、エライ人に言っておきますよ。
私、失うものないので何でも言えます(笑)。