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2012/10/07

Gゼロの世界で必要なスキル

何か問題が起こったときに

「誰かが出てくれば、なんとかなるんじゃないか」 と

カリスマ的リーダーを待ち望むこと。

または、今のリーダークラスにカリスマ的な指導者であることを期待すること。



いずれも
私は、時間の無駄なんだなと感じています。


これは、会社での話だけではなく、
世界の政治経済においても同様。

「G7」が時代錯誤になり、「G20」も機能しないとわかると
じゃあ、どの国がリーダーシップを取って世界の課題を解決するのか?

現時点での答えはなく。

そんな混迷の状態は、「Gゼロ」の時代、と言われています。


「Gゼロ」後の世界―主導国なき時代の勝者はだれか「Gゼロ」後の世界―主導国なき時代の勝者はだれか
イアン・ブレマー 北沢 格

日本経済新聞出版社 2012-06-23
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この本を食い入るように読んで・・・
世界の課題は複雑に入り組んでいて、
全体像がつかみにくいし、
みんな、バラバラな意見が噴出している。
そんな中で、一人のリーダーが何かしようとしたところで、
何も成し遂げられるものではないと思いました。


そんな状況の傍らで、個人が活躍できるインフラがどんどん整備されてきている。

特に日本の場合は、忘れられない東日本大震災を経て
誰がどう見ても明らかなように、
政治のリーダー群は無力で、山積みの課題をどうにかする前に
まず権力派閥闘争に明け暮れている。

それと比べて現場の、一般の人々が集まったときの力の大きさは、
想像を遥かに超えたものがありました。


そもそも、
何かあれば政府の責任にしてしまうような
国に対しておんぶに抱っこな状況こそ、
ハイリスクであることを自覚すべきなのかもしれません。


リーダーのいない世界。


しかしこれは
全員がリーダーにならなくてはいけない、ということでもあります。 



会社の中こそが世界の縮図ですね(苦笑)。


全員がリーダーシップだなんて、そんな絵空事・・・と思ってしまいがちですが
これぐらいの勢いで物事を前に推し進めないと、
もはや何も、成し遂げられない。


上に期待せず、自分で周囲を巻き込んで物事を推し進めること。
Gゼロの時代には
これが、グローバルで通用するスキルなのではないかと思います。

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