有名なリュウグウノツカイ。美しいですね。 |
イメージデータSNSの草分けとなったPinterestで
ひそかに深海魚のボードを作っているのですが、
そこそこのフォロワーさんも付いて頂いてます(笑)。
先日、浅野塾で講師をさせて頂いた様子を、
浅野先生がブログに書いてくださったのですが、
そこの休憩時間でも、
私の深海魚フリークっぷりがフィーチャーされており(笑)。
(ストラップに深海魚を使っているところを記事にされるとは!!)
とかく、「変わった趣味だねー」と、
なかばいぶかしげに言われることが多いのですが。
なぜ深海魚が好きなのか。
理由は色々です。
摩訶不思議な生態系(ほぼ謎のまま)や
一般人の生活の中からは思いつかないほど、
超クリエイティブなスガタカタチ。
生命の起源までをも想起させてくれ、
見れば見るほど、引き込まれてしまいます。
しかし、その知的好奇心(?)をくすぐる以上に、大きな理由があります。
それは、
彼らの生き様、そのものが好きなのです。
人間は足を踏み入れることの出来ない深海で
(といいつつ最近、ダイオウイカの撮影に成功したといって、かなり盛り上がりましたね!)
ひっそりと静かに生き続けているかのように見えますが。
生命体としては過酷な状況の中、
自らの身体を、変態させながら、生き続けている。
その事例を出せば、枚挙に暇がありません。
例えば・・
虹色の光線を発光させたり
鼻を極端に進化させたり
ふたつの目のように見えるのは鼻の穴です。ちなみに、頭が透けてます・・(汗) |
身体を透明にし、器官を丸見えにしたり。。。
とにかくさまざまです。
ただ生きるために、
自分そのものを変化させている。
そして、その姿はどの深海魚を見ても
一つとして似ているものはない。
先般、お亡くなりになった、大大リスペクトの大島渚監督。
あのお方が好きだった言葉に、こんなものがあります。
「深海に生きる魚族のやうに、
自らが燃えなければ何処にも光はない」
私が深海魚を好きなのは、
自らを燃やし、光を見つけて生きている、
そのひたむきな生き様が
根底にあるのだと思っています。
こちらの言葉、会葬御礼にもプリントされていました。
もともとは、 明石海人の歌集「白猫」にある冒頭文です。↓
明石海人歌集 (岩波文庫) 明石 海人 村井 紀 岩波書店 2012-07-19 売り上げランキング : 114948 Amazonで詳しく見る |
生きていると、苦しいことは沢山あります。
が、それでもやはり、自らが、燃えなくてはならない。
そこに、救いがあるのだと思います。
生命としての基本が、深海魚に結集されているなと思っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿