常に酔っていなければならぬ。
それがすべてだ、問題はそれしかない。
君の肩を押しひしぎ、
君を地べたにかがませる「時間」の 恐るべき重荷を感じたくなかったら、
休むひまなく 酔い続けなければならぬ。
しかし、何に?
酒にでも、詩にでも美徳にでも、お好きなように。
だがとにかく酔いたまえ。
そしてもしもときたま、宮殿の石段の上で、
掘割の緑の草の上で、
君の部屋の陰鬱な孤独の中で、
君が目を覚まし、酔いがすでに薄れたり消えたり
していたら、
訊ねるがいい、
風に、波に、星に、鳥に、時計に、
およそ移ろうもの、およそ呻くもの、およそめぐるもの、およそ歌うもの、
およそ語るもののすべてに、
訊ねるがいい、
いまは何時かと。
すると、風も、波も、星も、鳥も、時計も、君に答えるだろう、
「いまは酔うべき時!『時間』の奴隷として虐げられたくなかったら、
酔いたまえ、絶えず酔いたまえ!
酒にでも、詩にでも美徳にでも、お好きなように。」
と。
~~~~~
シャルル・ボードレールの「酔いたまえ」。
この詩、昔から好きなのですが、
友人が「この前酔っ払っちゃってごめん」と言ってきたので
久しぶりにふと思い出しました。
ごめんだなんて、言わなくて
酔っちゃえばいいのですよ。
「酔う」とは、もちろんお酒を飲んでアルコールが身体中を満たすという意味の言葉ですが
辞書をひくと、「そのことに心を奪われてうっとりする。また、自制心を失う。」
という意味もあります。
これを見ると、夢中になる、ということでもありますよね。
人生、何かに思い切り酔ってみるのって、楽しいことだと思います。
さぁ、次は何に酔ってみようかな、と。。
The world is changing so fast.
Following a conventional path does not work any more.
So I am now creating new social value as a life-work.
2013/10/20
2013/10/08
空前絶後の深海ブームに想フ・・・
深海クラスターではカリスマに近い、彼。
デメニギス。
こちらのPostでも一番に紹介しました。
とにかく、その容姿からして、一度見たものを惹きつけて離さない・・・
そんな彼が、
連日観覧客が殺到し、最終日は100分の待ち行列が出来た深海魚展で
こんな姿になって展示されていたのでした。。
ホルマリン漬けになると、完全に標本化してしまって
あの摩訶不思議な生態が、全くわからない・・・
面影すら、ないわけで・・・。
その他大勢的に、陳列の中で埋もれていました。
この空前の深海ブームの中で、
深海の超カリスマに、誰も注目してなかった、、、
デメギニス・ショック。
深海ワールドは、深海に行かねば味わうことは出来ませんね。当然ですけど。
聞くと見るとでは大違い・説。
宇宙旅行が夢でなくなった今、
深海旅行もそのうちビジネスとして成立することでしょうし。
行って見たいなぁーー。
深海展では、
生命の始まりは深海にあるという学説がわかりやすく説明されていましたが
深海旅行ができる頃には、きっとその謎も解明できていることでしょう。
(個人的には、生命の起源とかって、いつまでも謎のままでもいいかな、という気もします!)
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余談ですが、
深海ワールドにかねてより着目していた私にとって、
ミッキーマウスもビックリな、あの100分の長蛇の列は、ちょっと異様でした。
深海展て隔年ぐらいで最近やってますけど、
とても地味で、マニア向け。
あんなに混雑したりしないのですよね(笑)。
言わずもがな、ダイオウイカ撮影成功の成果と
それに賭けたNHKの取材&番組作り あっての、この深海展なわけですが
商品パッケージングの妙を感じましたねぇ。
カラフルで大胆な水族館的なものを期待してやってきたチビッコたちは、
わけもわからず、ぎゅうぎゅう詰めの館内で
ホルマリン漬けの深海魚たちを目の当たりにし
「とりあえず全て」ゲーム機のカメラで撮影することをミッションとすることで、
かろうじてその場を乗り越えていましたが・・・
「もう深海魚はいいやーー」なんてなる前に
新江ノ島水族館に連れて行って欲しいものです。
あそこは深海のクラゲが結構充実していますので、、、ね。
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