よくブレストの機会に遭遇しますが、
迷走して、アイデアが出ずに
消化不良でタイムアップ。
という結果に終わることが少なくありません。
ファシリテーションの能力にも依るところが
大きいとは思いますが、
原因の半分以上は、
「ブレストする対象課題を明確に定義していないこと」
にあります。
えー、そんなバカな、私は課題をちゃんと言ってから始めてるよ…
と言いたくなる方も、一度自分の言語を振り返って見ることをオススメします。
日本語を使う日本人の場合だと、
「○○○の一層の売上向上について」
こういう【タイトル】で、ブレストを始めてしまうこと。
ありませんか?
ブレストに参加したメンバーは、そのタイトルを聞いたときに、
なんとなく、
あんなことをアイデアとして出せばイイかなと
と頭に浮かべるわけですが、
メンバーそれぞれで、その論点がズレたまま
話を始めてしまうことが多くなります。
一層の売上向上・・・
⑴ ・・・をするための、現在の障壁は何か?
⑵ ・・・をするために、どのような施策を打つべきなのか?
⑶ ・・・をするための新たな戦略が説明され、それに対する意見を言うのか?
などなど。
人によって、タイトルを聞いて頭で想定する「議論ポイント」は
勝手気ままに異なるものです。
まずは、
主語・述語・目的語・形容詞を明らかにしたタイトルにする。
ブレストの目的とゴールを明確にする。
目的とゴールを理解してもらえたか、全員に確認を取ってからはじめる。
これをクセにすることで、
迷走したまま終了したり
興奮することもなく、ただ疲弊するばかりのブレストは
半分以上、回避できます。
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