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2013/04/26

システムが、人類の進化を邪魔する危険性⁉

システムの導入を企業に提案している仕事をしている私ですが、

時折、ジレンマに陥ります。

それは、
お客様、いや人類にとって

【進化】できるシステムを求められていないことがある。

という気分になることです。


例えば、

こういうことを言われることがあります。

「この難しい仕事を、全部システムで判断して代わりにやってくれる商品だったら、
絶対買うよ」

今やっている仕事が難しいから
それをシステムで代替して欲しい

という意味なのですが。


この傾向、
もちろん全てのお客様ではないですけど。

人間の持つ無限の知性や能力が、
システムによって失われていく危険性
感じて
モヤモヤした気持ちになります。

便利なシステムは、もちろん提供したい。

人間の判断が全くいらなくなるほどの商品を
開発することにチャレンジできたら
素晴らしい経験になる。

そういう興奮と同時に

人間がどんなにバカになってもよい代わりに、
どんなことでも代替できるシステムを提供することが、
人々のタメになっているのかしら…?

という、大局観な考えが頭をよぎるのです。




そうではなくて。
難しい仕事をこなせるだけの、
人間の中にある知性を伸ばし
蓄積していくことが、
人間の進化なのではないかな?

システムを売る身分ながら逆説的なことを
言いたくなる時がよくあります。
言えないけど(笑)。


システムを提案する仕事は、

人類の進歩にも関わる、
世の中を変える潜在性もある、

そういった意味で、
非常に奥の深い、面白い仕事だなと最近思います。

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