「予定調和」に、反抗したい。
最近の欲望です。
でも日常生活の中を振り返ると、予定調和が、すごく多いです。
予定調和とは、計画通りにきれいに終わる、ということです。
会社のミドル層の人々は
「よし、シャンシャンだな」と言ったり
「これは出来レースだから」と言ったりします。そう、あの瞬間ですよ~。
「出来レース」なんて言葉は特に、皮肉というか、
自嘲の感情が入っている言葉のようにさえ私は感じます。
心の中では、「ホントはかっこ悪いんだけどさ」 と
言葉にならない前置きがついてるような気がしてなりません。
とはいえ、「安心」なんですよね。
予定通りに終わると・・・。ホッとしますよね。
だからこそ、平穏こそ幸せ、という価値観を否定する気は
もちろんないのです。
では、「予定調和」から敢えて外れてみると、
どんなことが起こるのでしょう?
仕事だったら、打ち合わせや商談、
セミナーやプレゼンテーション。
プライベートではデートや女子会とか。合コンとかも?
なんでもいいんですけど、想像してみてください。
以前、仕事でこんなことがありました。
私は、お客様のところに打ち合わせに行く前には必ず、
「こう進めよう」、「この言葉を頂けるようにしよう」、という「シナリオ(腹案)」を作っています。
シナリオと言っても、セリフがビッシリ書かれている台本ではありません。
抑えどころ(ポイント)と、話の流れだけを想定しておく、というイメージです。
一人で打ち合わせに臨むときは、
自分とお客様との間の距離を縮めて、
密な空気の中で話を進めるのが好きなのですが、
私のほかに同行者がいる場合は、そういうわけにはいきません。
先日、上司と一緒にお客様のところを訪問したのですが
事前に話し合っていたシナリオや段取りを
最初から無視して
予定していなかったストーリーで話を進めはじめたのです。
『ちょっとちょっと、昨日の作戦会議はなんだったのよ・・・』 と、
思わず裏切り者のように感じてしまいました。
私にとっては、ある意味「予定調和」でなくなってしまったわけです。
打ち合わせ終了直後は、なんともいえない、
まるで上司が24のジャック・バウワーのように見えたものですが、
(この例えはわかりにくいか、、笑)
実はこのときの打ち合わせ。
予定調和が裏切られたことにより
私が想像していた以上の、「前向き」な結論が得られたのです!!
もちろん、結果論かもしれませんが。
この結果に戸惑ってしまったと同時に、
予定調和に無意識にこだわりすぎている自分に
気づいたのです。
打ち合わせのシナリオを考える際に、
予定調和に敢えて反抗してみた場合を想像してみると、
セカンドシナリオも考えやすくなりました。
複数のシナリオを用意しておいて、
当日のお客様の動向や、顔色を見つつ、
チョイスすればよいのです。
そうすると、想像以上の結果が生まれたりします。
こんなこと言えないな・・けど、敢えて言ってみたり。
失礼にあたるから、聞くのはやめてみよう、、でも今日は敢えて聞いてみたり。
「予定調和に反抗する」
これによって生まれる可能性は、無限大です。
失敗も無限大だけど(笑)、だからこそ面白いと私は思います!
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